国道153号線のトンネル見学会

1130日に伊那市福島において開催されたトンネル見学会に参加しました。

完成後は国道153号線伊那バイパスの一部となる「野底福島トンネル」です。

伊那にお住まいの方は、「福島のアルペンやニトリの近く」なんていうと分かりやすいかもしれません。

 

トンネル入口からは、完成後に接続する道路がすぐ近くに見えます。

見学会当日は全長166.7mのうち、約60mを掘り進めた段階でした。

掘削中のトンネル坑内は粉じんが発生するため、防じんマスクを装着して坑内に入ります。

このトンネルで採用されている「山岳トンネル」と言われる工法では、1~1.5mという短い区間で区切った1回分の断面を掘り進み、掘った部分をコンクリートで固めて、次の区間を掘り進めるという作業を繰り返します。

固結度の低い砂礫層を掘り進んでいるため、掘削後の断面にすぐ吹付コンクリートを施工して、掘削した断面が抜け落ちるのを防いでいます。

その後、鋼材とコンクリートを内側から巻けば、よくトンネルを通過するときに見られる壁面が出来上がることになります。

 

見学時は掘削機が動いていましたので、吹付機は入口近くで待機していました。

市街地から近い山岳工法の現場は珍しく、近くには小学校や住宅地もある現場でした。

そのため、施工を担当する企業体では、隔月で「トンネル新聞」を発行するなど、近隣の皆さんに工事の様子を伝える広報活動にも力を入れているようでした。

重機好きのお子さんが喜びそうな機械が所狭しと並び、よく整理されたきれいな現場でした。

 

順調に進めば、20197月に工事が完成するこの現場、今後も地元の方を中心に数多くの方が見学に訪れるのではないでしょうか。

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    重機好きの大人 (日曜日, 09 12月 2018 18:12)

    奥まった作業となるトンネル現場は、なかなか外からはうかがい知ることはできません。写真2枚目のまるでSF映画に出てきそうな吹付マシーンが稼働している場面に出くわせたら、つい周りに自慢したくなりそうです。とはいえ、今回はその移動する姿だけは拝見することができました。ちなみにこんなマシーンが出てきそうな映画として頭に浮かんだのは、「マッドマックス2」です。
    地盤の変異計測も自動で測距儀が動いて観測していたり、役目を終えた薬液注入の管が、処分時に内容物を取り出し易いようにパックリ縦に割れるアイデアなど、重機ばかりではなくいろいろと興味がわく見学会でした。