9月28日、南信防災情報協議会の現場視察研修会に参加しました。
国土交通省 飯田国道工事事務所のご協力で三遠南信自動車道の
5箇所の現場を見てきました。
三遠南信自動車道は、長野県飯田市の中央自動車道・飯田山本インターチェンジから
愛知県を経由して静岡県浜松市に至る、総延長約100キロメートルの道路になります。
今回は長野県内の工事区間のトンネル、橋脚、仮設橋、土工などを見学しました。
右の写真は、土工の現場です。山から切土した土をダンプで運搬して盛土の材料としています。
最大積載質量28tという大きなダンプが動いていました。
現場ではICT(情報通信技術)を活用しており、昔から土木工事の現場でよく見られる「丁張」(目安となる高さや位置を木杭に板などを取り付けて設置するもの)はほとんど見られず、すっきりとした現場でした。
下の写真は工事用道路の現場です。模型の左上のあたりまで工事が進んでいる感じです。
右の写真は、橋梁を支える橋脚となる部分(下部工)の工事です。
重機が小さく見えるほどの大きな橋脚を山の斜面に施工しています。
現場事務所には3Dの模型や写真など、わかりやすく工事を説明する工夫が見られました。
設計に関わっていても、施工時の様子を見る機会は多くはありません。
多くの現場を一日で見せていただけた今回の研修会は楽しく、ためになる一日でした。