補 償

例えば、渋滞緩和を目指して道路を2車線から4車線に改良する場合、あるいはまったく新しい道路を設置する場合、それに必要な土地の上には建物や庭木など様々な形の「物件」が存在します。こうした人々の財産でもある「物件」を道路の計画範囲から移転していただく工法を決定し、移転に必要な補償金額や、移転に伴って生じる損失額を求める業務が「補償」と呼ばれる業務です。


経験豊富な補償業務管理士の有資格者が多数在籍し、次の分野の補償業務をおこなっています。

  • 土地調査
  • 物件
  • 機械工作物
  • 営業補償・特殊補償

土地調査


新しく計画された道路の予定線上にある土地の情報(土地所有者の氏名・住所、登記上の面積、用途)を調査し、土地の境界確認、新しい道路に必要となる土地面積の算出などの業務を行います。

物  件


新しい道路の計画線上の土地には、様々な「物件」があります。例えば建物、フェンス、ブロック塀、カーポート、庭木、農機具など、私たちの生活を見回せば全てが物件と呼べる物ばかりです。こうした物件を調査し、移転に必要となる補償金額を算定する業務です。

機械工作物


工場の機械(木工機械、プレス機など)や、ガソリンスタンド設備(タンク、給油機など)、あるいはキュービクルなどの高圧電気設備などを調査し、移転に必要となる補償金額を算定しています。

 

営業補償・特殊補償


商店や会社など企業が移転に伴い営業休止または営業廃止となる際の、利益減や営業再開時の広告宣伝費などの補償金額を、その企業の決算資料等を調査して補償金額の算定を行います。